事理一致運動学会 小研究会2023-1
〜 実践と物理の融合 〜

  • 日時:2023年7月29日(土)11時 〜 30日(日)12時
  • 場所:株式会社トラスティ(渋谷)
■ 学会の趣旨
 例えば、野球の打撃では従来後ろ足が「軸足」と呼ばれ、「軸足に体重を残せ」とも言われます。しかし力学的に考えると、前足に体重をのせてその周りに体が回転する方が合理的です。つまり「軸足は前足」が正解です。学会やセミナーででこのことを発表したところ、野球関係者から大きな反響がありました。従来の野球の常識を覆す主張だからです。しかし、丁寧に説明すると誰もが納得されます。この事例が示すように、スポーツの力学的メカニズムに関する理解は驚くほど進んでいません。
 本学会では、従来の実験・実践に基づく研究に理論物理学的手法を導入することにより、スポーツ動作のメカニズムを解明し、学校教育にも活用できるような合理的な指導方法の構築を目指しています。


WBC決勝の村上宗隆選手の同点弾。前足を軸に体が回転している。 (C)Getty Images

■ 小研究会の目的
 年1回の本学会大会に向けて、年数回少人数で集まり、進捗状況を報告し、研究の進め方を検討する。

■ 世話人
 竹田隆一(代表、福島大)、池田英治(筑波大)、坂井伸之(山口大、連絡先

2023-7-27 更新